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「とんでもないオジキたち」がやらかしたこと、やり残したこと。──平岡正明と朝倉喬司を東アジアの群衆思想として掴む

2014年2月4日(火)@素人の乱12号店

年の瀬に裏金が出て都知事の首が飛び、辺野古はみごとに裏切られる。
九段の杜には孫宰相のコソドロが入ったかと思えば、
年が開けると見飽きた「小泉オペラ」の幕がまたぞろ上がる。

そんなめでたくもない2014年の節分には、惜しまれて旅立った「オジキたち」
平岡正明、朝倉喬司のご両人に聞きたかったことが山ほどある。
平井玄の新著を肴にして、2人と縁の深い人たちと大いに語り合おう。

「オジキ」とはその筋では「親分の兄弟分」のことだ。
先生やお父さんではないが、兄貴というほど軽くもない。
平たくいえば、家を捨てた「ぼくらのオジさんたち」が騒がしく還ってくる。

平岡は60年安保ブントに、朝倉はベトナム兵器工場突入に始まり、
チャーリー・パーカーやバナナの叩き売りに体ごと没入したかと思えば、
亜洲水滸伝やら任侠叛乱やらの埃臭い幻を求めてアジアの地べたを這い回った。
その果てに、あっという間にあの世に走り去ってしまった人々の航跡を
東アジア「群衆思想」の流れの中で辿り直す。

伊達政保:1950年生まれ、中央大学時代からの極左活動家にして、音楽文化評論をものす。
『ドゥ・ザ・レフト・シング』(批評社)
『混民族芸術論‐バスタード・オン・ザ・ボーダー』 (ビレッジセンター出版局)
『現在につづく昭和40年代激動文化(ラジカルチャ―)』(汎世書房、星雲社)
鈴木義昭:『風のアナキスト 竹中労』(現代書館)、『夢を吐く絵師 竹中英太郎』、
『若松孝二ー性と暴力の革命』(現代書館)
『昭和桃色映画館ーまぼろしの女優、伝説の性豪、闇の中の活動屋たち』(社会評論社)

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