自由芸術大学は平井玄の企み〈地下大学〉から派生しました。2020年第一弾レクチャーは地下大学+自由芸術大学として、野戦之月の桜井大造さんと平井玄さんのトークを行います。司会は野戦之月にも参加する丸川哲史さん。2014年以来の地下大学をお楽しみください。
司 会:丸川哲史(明治大学)
日 時:2020年1月18日(土)19:00~21:00
場 所:素人の乱 12号店
杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋
参加費:500円+ワンドリンク
チラシダウンロード
テント劇団「野戦之月」で演出を手がけて来た桜井大造氏と、社会運動の現場と(音楽)批評の言葉を繋げて来た平井玄氏の対談です。当時会場では、これまでの「野戦之月」の活動を記録した映像も流す予定です。企画のポイントとなるのは、私たちにとっての「街」をどのように「記憶」と「想像力」によって取り戻すか、ということです。しかしそれも、会場の空気によって思わぬ方向に膨らんだり、また鋭く結晶することにもなるでしょう。
・日時:7月30日(水) PM 19:00~
・スピーカー:栗原康(大学非常勤講師)
・ゲスト:白石嘉治
・場所:高円寺駅北口:『素人の乱 12号店』 エンジョイ・北中ホール(仮)
http://12gouten.shirouto.org/about/
・資料代500円+投げ銭 よろしくお願いします!
「破壊的性格」は何ものも持続的と見ない。
しかしそれ故にこそ彼には、いたるところに道が見える───ベンヤミン。
1918年の7月末、つまり暑い今ごろ、大杉栄は大阪にいた。
そして釜ヶ崎の路地裏で、米の値上がりに怒ったオバちゃんたちが口走る声を聴く。
「富山じゃ凄いことが起きとる ! 」「もう我慢できへんわ !! 」「やったろ !!!」。
ただちに大杉たちは走る。最大の「大阪米騒動」に火が点いたのである。
この騒乱で大杉たちは甦った、と栗原康はいう。
8年後にベンヤミンが記した「破壊的性格」とは、まさに大杉栄のことである。
このとき彼に見えた、今こそ見える「いたるところの道」とはなにか?